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第50話 窓越しの朝もや(ラーベンスブルグ、2003年)

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目が覚めて、窓の外を見ると、街は朝もやに包まれていました。まだ三月なので、外は肌寒いのですが、室内は暖房が効いているので快適です。ヨーロッパのホテルによくある対流型ストーブは、暖かくなるまで時間がかかりますが、とても静かで、ほのぼのとした温かさがとても好きです。
 
日本で生活していると、そんなことはしないのに、海外で宿泊する時には、起床後、暑いシャワーを浴びます。理由は幾つかあると思われ、例えば、時差ぼけで朝早く目覚めるのだけど、ボーっとした意識をシャキッとさせること、重度の寝癖を強制的に矯正すること、そして仕事前に身支度をきっちりしたいこと、などがあります。
 
シャワーを浴び、髭を剃り終える頃には、朝もやは少し晴れたようです。窓を開けると、外の冷たい空気が室内に流れ込むと同時に、スズメの鳴き音が聴こえてきます。極めて平穏な南ドイツの田舎街の朝でした。七時になると、一階のレストランで朝食です。ドイツの朝食と言えば、オレンジジュース、生ハム数切れ、ドイツパン二個(バターを添えて)、そしてコーヒーを二杯、ここ数日の定番メニューですが、朝は洋食派の僕にとっては、いつも満足です。こうやって、完璧な朝の身支度が完了します。
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