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第61話 路地の空間(ローマ、2007年)

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ローマの中心部にあるスペイン広場からポポロ広場に行くには、バブイーノ通りを歩きます。この通りに並行して、マルグッタ通りがあります。あの「ローマの休日」で、新聞記者(グレゴリー・ペック)のアパートがあった通りが、マルグッタ通りだそうです。出国前に、本屋で立ち読みしたガイドブックには、骨董品店、アトリエ、レストランがある石畳の小粋な通りだということでした。
 
バブイーノ通りを歩くと、建物の壁に「マルグッタ通り」とあり、そこで、おもむろに足を止めました。その小汚い路地の空間がとても気に入ったのです。建物の落書きと張り紙、壁に寄せるように止められた自転車、経年のため風化しつつある建物、雨に濡れた石畳、これらが巧妙にミックスし、とても魅力ある空間を造り出しています。自転車をこの絶妙な位置に置いたのは、きっと芸術家かもしれない。
 
さて、この空間を、どんな感じに写真に切り取ろうか、なんて本当はあまり考えることなく、縦位置と横位置で、それぞれ数回シャッターを切りました。やはり、僕は縦位置の写真が好きなのです。
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