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第72話 運河のある生活(アムステルダム、2007年)

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オランダは、英名で「ネーデルランド(低い土地の意)」と呼ばれます。そもそもオランダは干拓地の上に造られた国で、国土の二十五%は海面下です。特にアムステルダムの街では、大部分は標高がマイナス7メートルだそうです。実際、アムステルダムの街では、古くは風車を使った排水により、今では堤防を築くことにより、街中の水位をコントロールする必要があるわけです。
 
現地の訪問先の社長さんとの夕食時、昨今の環境問題である「地球温暖化」に話題が及びました。その社長さん曰く、「温暖化により、いずれ街全体が海の下に沈むことになる、なんて言う人がいるけど、そんなことは有り得ないんだよ。いいかい、ここにあるコップの水に氷が浮かんでる。氷の大部分は水面下にあり、上側に出てるのは少しだけだ。で、氷が溶けた時、この水面はどうなってると思う?答えは、水位は変わらないんだよ。」
 
判ったような判らないような説明であったため、僕自身、少し調べてみました。どうやら、彼の理論の真偽は、正解でもあり誤解でもあるようです。「正解」、例えば、北極海にプカプカ浮かぶ氷が溶けても海面は変化しません。これは、「(水面下の氷の体積)=(氷全体が溶けた時の水の体積)」の関係があるからです。「誤解」、南極の氷の場合は事情が違います。北極と違って、南極は大陸です。大陸の上に乗っかってる氷が溶け、これが海に流れ込むと、その分だけ海面は上昇してしまうのです。
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