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第79話 ファミリー・カー(アムステルダム、2007年)

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1957年から二十年間、生産されたフィアット500は、イタリアン・ブランドの小型車です。初代のフィアット(トポリーノ)が二人乗りであったのに対し、この二代目フィアットは四人乗りの、いわゆるファミリー・カーとして開発されたのです。小型車という限られたスペースに四人乗りを実現するためには、設計を白紙からやり直す必要があり、かなりの苦労とアイデアが必要だったようです。縦置きに搭載された空冷直列二気筒OHVエンジンから、十三馬力を生み出し、最高速度は、時速八十五キロに達したそうです。
 
そのコロコロとした愛嬌のあるスタイリングと、路地の多い街の道路事情が、ぴったりと合致したのかもしれません。フィアット500は、イタリアの大衆車として、ヨーロッパ各国で大ヒットしました。日本では、あの「ルパン三世」の愛車を想い出す人も多いのでは。
 
アムステルダムの街中で、このフィアットを見かけました。子供達三人とともに、かなり立派な体格をしたお母さんが乗り込んだこのオールド・カーは、ギスギスと悲鳴をあげながら走り去っていきました。そういえば、1970年代初め、我が家にやってきたのは、ホンダ・ライフという小型車でした。納車の日、今はもういない父親とちょっとばかりのドライブに行ったのをよく覚えています。思えば、その頃は、僕にとっては、まさにグッド・オールド・デイズです。
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