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第80話 理髪店のある風景(島田市、1999年)

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東海道二十三番目の宿場町であった島田市は大井川が流れる町です。「越すに越されぬ大井川」の歌は有名です。隣町の藤枝市から島田市に向かう裏道には、今でも松並木があり、旧東海道の名残りを感じることができます。
 
天気の良い休日に、ローライフレックスというクラシックカメラを持って、島田の町を散歩しました。二眼レフカメラと呼ばれるこの箱型のカメラの前面には、撮影用のレンズと構図・ピント合わせ用のレンズが縦位置に並んでいます。使う時には、この箱の上から覗き込むようにして構図を決め、そしてピントを合わせたら、少しだけ息を吸い込んだ後、ブレないように、呼吸を止め、前面下方にあるシャッターを静かに押すと、「カシャッ」という小さな音とともに撮影が完了します。この一連のマニュアル操作は、いわゆる一種の「お作法」であり、例えば、現代の一眼レフカメラと比較すると、決して機動的ではありません。でも、こんな休日の散歩にはぴったりな「スローカメラ」です。
 
島田駅の南口から歩き始め、商店街のある方向に歩いていくと、一軒の古い理髪店がありました。
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