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第86話 ナイト&デイ2(サンフランシスコ、2000年)

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ホテルのその部屋は二十階あたりにあり、窓からは街を一望することができました。時差ボケのため、朝陽が登り始めるずっと前から、とっくに起きている僕は、つまるところ、何もすることがないので、段々と明るくなっていく街を眺めていました。ソファに座り、ホテルに備え付けの二杯目のコーヒーを片手に、ボーっと眺めるのです。時折、歩いている人を除き、街はまだ静寂の中のようです。一日が始まるにつれ、通りを行き交う車の数が増えるのがわかります。良く出来たミニチュア・カーのようにも観えます。そうそう、向こう側にある丘には、サンフランシスコ大学のキャンパスが観えます。

そして、街は夜を迎えます。街灯で照らされた通りに、時折、パトロール中のパトカーが青い回転灯を回しながら走っていくのが観えます。アメリカの街は、ストリートとブロックから構成されていますが、特にダウンタウンは、数ブロックの違いにより、安全な地域とそうではない地域が分かれていることが多いです。あの辺りは危なそうだなぁ、なんて思ったりします。

街の夜は更に深まっていくのだけど、まだ時差ボケが残ってる僕は、寝るに寝られずの状態で悶々としながら、窓の景色を眺めるのです。
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