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第115話 フランスの名残り(ホーチミン、2007年)

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旧南ベトナムの首都であるホーチミンは、現在の首都ハノイよりも大きな街です。以前は、サイゴンと呼ばれていたのだけど、これは現在でも通じる。1859年から約百年間、フランスの植民地下にあり、この期間に建てられた西洋建築のいくつかは現存しています。サイゴンは「極東の真珠」あるいは「東洋のパリ」と呼ばれることもあるそうです。
 
サイゴンの中心部、宿泊したコンチネンタルホテルの隣に、コロニアル調のアパートが建っています。かなり古いアパートで、経年変化により、建物自体、かなり傷んでいます。それでも、簡易的なベトナム人の家屋と比べると、しっかりとした重厚感があり、また情緒もあります。機会があれば、アパートを借りて暫く住んでみたい気がします。
 
こんなアジアの片隅の国にある西洋文化の片鱗ですが、意外にも、よく似合っています。本来、まったく違う文化が長い時間を掛けて、巧妙に融合して独特の空間を生み出しています。このあたりは、日本の住宅地に、何の脈絡もなく出現した輸入住宅のアンバランスさと唐突さとは次元の違う話です。相変わらず、通りにはカブ軍団が忙しそうに街中を走り廻っていました。皆、どこに行くのだろう?
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