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第128話 花売り娘(ハノイ、2007年)

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真夏の暑さと湿気のハノイの街には、少し散歩するだけで汗びっしょりになってしまいます。時折、通りにある雑貨ショップに立ち寄るのですが、エアコンの効いている店内はまるで砂漠のオアシスのようでもあります。配偶者は息子と一緒に雑貨を興味深く見ながら、店員さんと話しています。ハノイのような大都市では、日本人観光客はお得意様のようであり、ベトナム人の店員さんの多くは、日本語が通じます。彼女達は、少なくとも、日本人の一部の若い女の子よりは、正しい日本語を話していました。ベトナムでは、日本語を話せることは、その人の能力として評価されているのだと思います。
 
もちろん、全ての店員さんが日本語を話せるわけではなく、でも大抵は英語を話すので、例えば店での価格交渉の時は英語で会話することになります。普段、英語を話す機会が全くない配偶者でも、辛抱強く、ちゃんと英語で値切っているのは、やはり日本でも西の出身だからでしょう。逞しいものです。
 
店の中から通りに向けてカメラを構えると同時に、一人の花売り娘が、ファインダーの中に現れました。僕は、少し慌てながら、シャッターボタンを押しました。
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