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第130話 旧市街界隈(ハノイ、2007年)

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ハノイの旧市街と呼ばれる地域は、職人さんの店が集まっています。例えば、文具屋、仏壇屋、金物屋などの専門店です。驚くことに、ここは文具屋さん通り、次の通りは仏壇屋さん、のように、同じ専門店の多くが、同じ通りに集まっています。金物屋さんの通りなどは、皆が「カンカンカンカン」とやるものだから、一日中、騒々しい通りなのです。何故、こんな店舗の並べ方をするのでしょう。このあたりは、店舗を出す時の他店との競争原理とか、差別化だとか、立地条件とか、そんなビジネスの常識を完全に無視しているかのようです。
 
ホテルの最上階のレストランから旧市街の一部を見下ろすことができます。この街には、道路も建物も、そもそも秩序というものがなく、例えば、都市開発計画などという概念は全くないようで、それぞれ好き勝手に増改築を繰り返し、こんな混沌とした街になったのでしょう。
 
旧市街の人口密度は、一平方キロメートルあたり三万人だそうです(東京都は五千七百人)。街にはちゃんとした都市開発計画が必要なのは明らかですが、これがこの街の魅力でもあるのです。
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