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第143話 カーテンの向こう(ロンドン、2007年)

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旅先での滞在先は、その街の印象に大きく影響します。ホテルの居心地の良し悪しが、そのままその街の記憶として残るのです。勿論、「居心地の良いホテル」の基準は、人により様々であるはずだから、単純に、高級ホテルがいつも良いとは限りません。比較的、安価なホテルでも、小奇麗で基本的な設備がちゃんとしていて、それに、窓からは街角を歩く人を見下ろせるような部屋ではあれば充分です。
 
物価の高いロンドンですが、昨今のポンド高の影響で、更にこの傾向は強まっています。仕事での出張と言っても、標準的な宿泊費は決めらているので、宿泊できるホテルのグレードを下げるか、あるいはグレードを維持して郊外のホテルに泊まるか、という選択になります。今回は、街外れのプチ・ホテルと呼ばれる小規模なホテルに滞在しました。この手のホテルは、古い建物を改装したものが多く、従って、ある意味では個性的なホテルが多く、当たり外れが多いとも言えます。
 
チェックインを済ませ、重いスーツケースを引きずりながら、部屋に辿りつき、ドアを開ける瞬間は、ドキドキします。部屋は質素ですが、居心地は良さそうでした。さて、窓から見える景色はどんな感じなのだろう、なんて思いながら、分厚いカーテンを開けてみました。
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