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第144話 旅の記憶(ロンドン、2007年)

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旅でも、出張でも、近所の散歩でも、カメラを持っていると、その時間はより有意義なものになります。人によっては、例えば、『この景色を自分の眼で見て記憶に残すから、カメラは必要ない』と唱える人もいるでしょう。勿論、人それぞれなのは、全く異論ありませんが、そう言われたら反論もあります。上手に言えませんが、カメラを持つと、感覚や意識がいつもの二倍に鋭敏になり、視野が二倍ほど広がったりします。だから、カメラを持たない時と比べて、記憶に直結する情報量は四倍にもなります。要するに、カメラを持って散歩すると、後になって残るべき絶対的な情報量が全く異なるのです。
 
早朝からのどんよりとした曇空でしたが、テムズ川を越えたあたりの地下鉄の駅で降り、地上に上がると、そこには青空が広がっていました。まずは、テムズ川沿いの石畳の通りを散歩し、いつもように、思いつくままに歩き、時折、立ち止まっては、思いつくままのアングルでカメラを向け、シャッターを何度か押すのです。「あっ!これ、いい感じ」なんて思ったものは、とりあえず一枚です。で、少しだけ構図を取り直して、もう一枚、『アレ?、少しブレたかな』で、念のためのもう一枚…、という感じです。
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