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第154話 午前六時五十五分(サンタモニカ、2008年)

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二十代の頃、ジョージア州、テネシー州、それにペンシルバニア州で、学生生活を送りましたが、どの街も特徴がありました。初めて乗る飛行機、初めて行く海外で、緊張気味だったのは、もう二十年も前の事になります。その頃は、ろくに英語も聞けず話せず状態であり、アトランタでは、人々の南部訛りの英語が馴染めませんでした。ノックスビルの大学は、こじんまりとしていて、平穏な学生生活でした。更にピッツバーグでの数年間は、色んな意味で大変な学生生活でした。
 
単に、アメリカと言っても、あまりにも広く、だから、訪れる街ごとに、気候も違うし、そこに住む人も違います。転職を繰り返し、東海岸も西海岸も住んだことのあるアメリカ人に、東と西とではどちらが住みやすいかと聞くと、どちらもそれぞれ良い所があり一概には言えない、との答えでした。ニューヨークなどの東海岸は、やはり文化的刺激の宝庫であり、一方、東に住む人にとっては、サンフランシスコの楽園のような気候は憧れでしょう。
 
確かに、カリフォルニアのような西海岸の青い空は憧れですが、それが一年中続くと、それを当然と思うようになり、ありがたみが薄くなるのではないかと思います。雪のある冬があるからこそ、そよ風の吹く春を楽しめる。暑い夏があるからこそ、秋のひんやりとした朝を楽しめる。もう一度、留学するとしたら、やはり東部の都市がいいかな、と思います。
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