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第158話 十一月のある朝、テムズ河で(ロンドン、2007年)

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まだ時差ぼけの残る僕は、かなり早い時間に目を覚ましました。といっても、ホテルの朝食の時間には、まだ一時間ほどありました。手早くシャワーを浴びた僕は、まだ暗い時間にホテルを出て、近くにあるマクドナルドで、いつものエッグマックマフィンとコーヒーの簡単な朝食を取りました。ところで、エッグマックマフィンに限らず、マックの味は、万国共通であり、意外性はないけれど、いわゆる当たり外れもなく、予想通りの味は、それはそれで、安心感があります。
 
飲みかけのラージ・コーヒーを持って外に出ると、幾分か明るくなった空は、どんよりとした分厚い雲に覆われていました。出発までには時間があったので、地下鉄でテムズ河付近まで行き、そこから河沿いを散歩することにしました。その頃になると、霧のような雨が降り始め、でも、そのまま歩き続けると、あのビッグ・ベン(ウェストミンスター宮殿の時計塔)が対岸に見えてきました。
 
どんよりとした雰囲気は、典型的な冬のロンドンなのかもしれません。すっかり雨に濡れて、冷え切った僕は、その日、二度目のシャワーを浴びました。
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