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第160回 路地の光景(ストックホルム、2007年)

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日本でも海外でも、色んな街を旅する人、歩き慣れている人にとっては、個々のリズムがあると思います。お土産物を探したり、骨董品を探したり、本屋さんに行ったり、それぞれ色んな目的があるのです。旅の目的から、趣味とか、はたまた歩く時の歩調まで、人によって千差万別だから、やはり旅は独りのほうが望ましい。少なくともプライベートの時間は、僕は基本的には自分勝手な人間だから、例えば、出張先でも、自由時間は、出来るだけ一人でいるようにしてるし、その方が気が楽だし、それに同伴者を気遣うことも気遣われることもしなく手良いのです。もっと言えば、僕だけの時間を、誰にも邪魔されたくないのです。
 
カメラを持って、街を散歩することが好きです。お土産物を探すわけでもなく、かといって、短期間の間に、ガイドブック片手に、あれもこれも観たいなどとは考えず、ただ、その街を自由気ままに歩き、時々、写真を撮ったりするだけです。休憩したくなったら、地元のカフェでコーヒーやちょっとだけ甘いものなんか取ったり、そんなごく普通の小さな旅が、僕だけの至極の時間です。
 
ストックホルムの十一月のある日、いつものように、この街を歩き始めました。街には、賑やかなショッピング通りが一本貫き、その通りを中心に、数多くの路地があります。こんな細い路地があると、とっても興味津々で、思わず足を向けてしまいます。少し路地を歩いてみましょうか。
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