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第174話 窓に映るパステル色(リヨン、2007年)

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リヨンは「美食の街」と呼ばれます。美しいソーヌ川とローヌ川の合流点だからこその文化です。ソーヌ川に沿って北には、ボジョレーとかボーヌなどの有名ワイン産地のブルゴーニュがあるし、ローヌ川に沿って南には、やはり上質なワインで知られるコート・デュ・ローヌがあります。当然、昔から、川は交通の要であり、川を経由して、あらゆる文化が伝えられたでしょう。二つの川により届けられた上質なワインと、この地方の豊富な食材がリヨンの地で会ったのです。
 
ソーヌ川沿いのロマン・ロランド河岸通りには、絵画などのアートやアクセサリーなどの工芸品の即席店が連なっていました。中には、ほとんど理解できないアートもあるのですが、そんな予想ができないところが、なお面白い。全く急ぐ旅でもないので、店ごとにたっぷりと時間をかけ、特には、芸術家気取りの若いフランス人とお喋りしながら一通り見て廻りました。旅でのこんな時が実は至福の時間なのです。
 
川に沿って落ち着いたパステル色の家が立ち並んでいます。微妙に異なる色調が巧妙に組み合わさり、それは、そのままこの街の印象となって、記憶に残るのです。
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