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第200話 銀河鉄道の夜(サンタモニカ、2008年)

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ここ数年、我が家の壁には、藤城清治による影絵のカレンダーが掛かっています。大型のフィルムカレンダーで、二ヶ月毎に一作品が楽しめる。紙ではなくフィルムを用いることにより、光と影の織りなすメルヘンティックな世界が強調されています。
 
「銀河鉄道の夜」は、言うまでもなく宮沢賢治の古典的作品です。貧乏で孤独な少年ジョバンニが、友人のカムパネルラと幻想的な銀河鉄道の旅をする物語です。同名の藤城誠治の童話絵本が本棚にあります。この宮沢賢治によるSFファンタジーの世界と藤城清治による影絵のマッチングは素晴らしく、この本を子供だけのためにしておくのはもったいない。
 
影絵の世界を写真で表現できたら面白いのではないか、と思いながら、コンピュータで保存画像を探してみて、見つけた写真がこれです。
 
サンタモニカの一日の終わり、落陽の後、あたりは急速に暗くなってきましたが、夕陽のオレンジ色が僅かに残っている瞬間です。その小さな遊園地のジェットコースターのレールは、実は、誰もいなくなった夜になると、銀河鉄道の駅になるのかもしれない。純粋な子供達だけが乗ることができる銀河行きの列車です。僕はとっくに乗れませんね。
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