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第208話 サンフランシスコ寸景:ダウンタウン(2009年)

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つまるところ、観光はとっても疲れるのです。観光では、その街の滞在期間は一般には限られているから、前日の夜に周到なプランを立て、その限られた時間に少しでも多くの観光名所を余す事無く網羅しようとしてしまう。朝、ホテルを出発して、夜、くたくたになって帰るまで、地図を片手に、絶えず次の名所に行くことを考え、結局のところ、時間に追いかけられる忙しい一日、そんな観光は疲れます。
 
サンフランシスコで過ごす日曜日、その日は一日ゆっくりとこの街でブラブラと過ごすことにしました。何の予定もなく、どこを目指すことなく、地図も持たず、ただこの街を感じてみる。まずは、街角のカフェにより、ラージサイズのコーヒーをテイクアウトする。そして、広場のベンチに座って、街を眺めてみる。日曜日のためか、道行く人の歩く早さもいつもより遅く感じる。開店したばかりの大型のブックストアに寄ってみる。トラベルガイド、旅の本、写真集、美術集、コンピュータブック、絵本、少しでも気になった本は必ず手にとってみる。気がつくと、もう昼、買ったばかりの本を抱えて、街角のカフェへ。簡単な昼食を済ませる。午後はどうして過ごそうか。焦ることはない。時間は沢山ある。街角のパフォーマンスを見物し、タワーレコードでCDを視聴し、ケーブルカーに乗って、街を見物したりする。そうこうしてると陽がだんだんと傾いてくる。今日は少し奮発して、一人で中華料理で夕食、何人かいれば、もっと美味しいのに、なんて思ったりする。なんてことはない普通の日曜日です。でも、サンフランシスコでの完璧な日曜日です。
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