FC2ブログ

第210話 サンフランシスコ寸景:チャイナタウン(2009年)

210.jpg

世界の総人口(65億人)のうち、中国人は15億人と言われるから、ほぼ四人に一人は中国人ということになります。北アメリカやヨーロッパの街には、至るところに、チャイナタウン(中国人街)があります。かつて、多くの中国人が海外に流出し、最初はいわゆる底辺の人々のアジア圏への移住だったのが、最近では、富裕層、高学歴者、それに金融やコンピュータの専門家たちが北米やヨーロッパに移住することも多いらしい。移住した中国人は、そこで子孫を残し、その子孫は更に子孫を残し、このようにして彼等はそれぞれの地に根ざし、結果的に中国人街が発展する。中国人の凄いところは、世界中どこでも、彼等の生活様式あるいは文化を頑に維持しているところだと思います。どうやら、彼等の「辞書」には、「郷に入れば郷に従え」というコンセプトはないらしい。そう、中国人は逞しいのです。同時に、彼等のしたたかさのような気質も感じます。特定の地域に集結した彼等は、一致団結して、そこに中国の街を作り上げてしまう。例えば、サンフランシスコの中国人街を歩いていると、ここが本当にアメリカの街なのか、不思議な気分になってしまいます。
 
一方、アメリカの街には、いわゆる日本人街もちらほらある(あった)のだけど、今では実体としては不明瞭であり、明らかに衰退の一途を辿っているような感じがします。「集団集中地域密着タイプ」の中国人とは異なり、どちらかというと日本人は分散して生活することを好むようです。あるいは、一致団結力の点で、日本人は中国人よりも劣っているのかもしれません。それとも、自国の文化を保持しようとする意識に差があるのでしょうか。
関連記事

Pagination

Comment

Post Your Comment

コメント登録フォーム
公開設定

Utility

Category