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第214話 サンセットビーチ(サンタモニカ、2009年)

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アメリカ西海岸南部にあるサンタモニカの街、ここでは、晴れの日が年間325日あるそうです。つまり、10日のうちの9日は晴天ということになります。2009年の1月、ロサンジェルス空港に降りると、そこは季節外れのポカポカ陽気でした。「季節外れ」とは正確ではなく、冬の日本から見ればその通りなのですが、要するに西海岸の南部では、そもそも季節感というものがなく、年中青い空が広がっています。ロサンジェルスからタクシーで30分ほど走ったところにあるサンタモニカの海岸にも、いつものように、抜けるような青空が広がっています。
 
そんな青空を夢見て、多くのアメリカ人がこの地にやってきたのだと思います。温暖な気候で、いつも青空が広がってるような西海岸の街、確かに、一度はこんな夢のような地に住んでみたいと思います。アパートはビーチの近くがいい。自転車もジョギングシューズも新しいのを買おう。ジョギングしながら、音楽を聴きたいから、iPod とお洒落なヘッドフォンも必要です。折角だから、車はオープンカーが気持ち良さそう、なんて少しだけ、ここでの生活を想像してみたりします。
 
ここでは、「今日は良い天気だね~!」なんていう台詞自体も、それほど意味を持たないのかもしれません。何しろ、晴れの確率90%だから。天気予報も、取りあえず「明日も晴れだよーん!」なんて言っておけば、90%の確率で的中してしまう。でも、一年中、毎日毎朝、朝陽で始まり、カリフォルニアブルーの空を眺め、素晴らしい夕陽で一日を終える、というのはどうかと思います。美人も青空も一日眺めれば、まあ飽きてしまう。
 
日本には四季がはっきりと存在します。凍えるような寒い冬があるから、だんだんと暖かくなってくる春にワクワクしながら、自然の息吹を感じる。ジットリとした梅雨があるから、カラッと晴れ上がった夏にドキドキする。色づく木々の変化を楽しみながら、秋の静けさにシンミリとする。ストーブの暖かさにホッとする冬がある。やっぱりそんな風情のある日本がいいなあ、なんて思ったりします。
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