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第216話 パシフィック・サンド・モーテル(サンタモニカ、2009年)

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アメリカで過ごした学生時代には、しばしば自動車旅行に出かけたものです。旅行と言っても、いわゆるバケーション旅行ではなく、特に観光するわけでもありません。まだ学生だった1990年代初め頃は、当然、経済的にも余裕はなかったのですが、その頃はまだガソリンもまさに古き良き時代の価格だったし、だから、V8エンジンを搭載するフォード・サンダーバードなんてのを乗ってても、あまり燃費を気にせず、ただハイウェイを走り続けることができたのです。陽が傾く時間になると、それほど大きくない田舎町でハイウェイを降りて、その日の寝床を探します。寝床はもっぱらモーターホテル、いわゆるモーテル、でした。インターチェンジ沿いで、安価なモーテルを探すことはそれほど難しいことではありません。モーテル6のような、1泊20ドル程度の格安のホテルによく泊まったものです。いわゆるモーテルのチェーン店では、その価格帯により、明確に分別されているようであり、トラベルロッジとかホリデイ・インなどは、もう一段階ランクが上がり、それに伴って、料金も高く設定されています。
 
要するに、ハイウェイを利用して移動する人達のための、その日、一晩を過ごすためのだけのモーテルだから、必要最小限の部屋の設備でも、全く問題はありません。更に便利なことに、モーテルの立ち並ぶ一帯は、ガソリンスタンド、食料品ストア、レストラン、それにファーストフード店が軒を連ねているから、さながら、砂漠の真ん中のオアシスと言ったところです。
 
サンタモニカのビーチ沿いにあるパシフィック・サンド・モーテルは、チェーンホテルなのかわかりませんが、個人旅行では、いわゆる高級ホテルよりも、こんな感じのモーテルが僕にはしっくりきます。
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